1人目妊娠中◇バンギャで腐女子な30代前半妊婦ブログ

初めて育児に右往左往しまくるバンギャ腐女子のブログ

初めての妊娠・出産・育児で不安だらけの中、考えたことや学んだことを書いています。

妊娠前のこと①趣味&遊び最優先の自分が、妊活を意識し始めたときのこと

ライブやお酒大好き、ひきこもってゲームに没頭できる時間がないとムリ。何よりも遊び第一で、しんどいことは避けていきたいポリシー。そして不安症ぎみネガティブの自分が、妊娠するまでのことを書いておきます。

 

■一度きりの人生、好きなことだけして好きに生きる。でないと生きてる意味がない

「楽」を優先し、しんどいことはしないと決めて過ごした20代半ば~30歳頃。
こう思うようになったきっかけは、お堅くて業務内容もつまんない上に向いてなくて残業もある会社を、辞めたときのこと。

 

安定企業で安定給料だったものの、出社するのが苦痛で仕方なく、
これ、いくら安定してるからって、毎日がこんなに苦痛なら生きてる意味なくない…?せっかくの休日も翌日の仕事が嫌すぎてブルーだし、いくら給料もらってても、こんなにしんどいなら働いてる意味も生きてる意味もない。

 

多少不安定でも、もっと楽しくて余裕のある仕事がいい。
人並みに一週間のうち5日も働くのもきついし、収入下がっても、一度きりの人生、楽で楽しい時間を多くしたい。
こう思った私は退職。

 

→こうして、フリーターに。収入は低いものの、興味ある業種で楽で、しかも明らかに前職より向いている業務内容、社風も自由で気楽な職場でバイト生活を送り、ストレスとほぼ無縁の生活ゲット。その後、業務に向いていたこともあり、運良く社員に。

社員になっても残業はなし。
超低給料なものの、業務自体は前職みたいな苦痛でつまらないものじゃないし、休みも好きに取れるしで、それなりに満足な日々が続く。

 

相変わらずライブでヘドバン、飲み会に一人飲み、家ではエロゲーエロ本三昧してるときが最高の幸せ。
残業もないし仕事帰りはサブカル系のバーにもはまったりなんかして、ライブにゲームにお酒にと、遊び呆けながらそこそこ満足の生活を送っていた。
のちに夫になる、同年代彼氏との同棲も始めた。

 

■が、30歳を前に、突然焦りが…

同棲を開始するも、色々めんどくさそうな結婚には互いに興味がなく、好き勝手生活に満足してたし、結婚の話は特にせず。
前職の退職後、しんどいことに耐えながらお固く真面目に生きることをやめた私は、世間体も将来も気にせず、好きに生きようと思い欲望のまま気ままに生きてきた。

しかし。そんな生活を数年送り、29歳になった。
この頃から、遊び呆けていた私の心境に、ある変化が起き始める。
そうです、「30歳」が迫るにつれ、自分、このまま遊び呆けていていいのか…?この先、後悔しないか…?という焦りが出てきたのです…。まさに29歳問題

焦りの原因の1つは、漠然と、”いつかは人並みに子どもを持ってみたい”と思っていたから。
妊娠出産にはタイムリミットがある。それが刻々と近づいている。
そのことに、30歳を目の前にして初めて気づいたのです…

 

とはいえ、相変わらず結婚には興味はない。
ただ、結婚せずに産む方法もあるのだろうけど、色々大変そうだし、彼氏とはもう10年のつきあいだし、今の日本の制度では結婚したほうがスムーズなのではないか。そう思い、それとなく彼氏にも考えを聞くことに。

「あのさ、私結婚ていうものには縛られたくないけど、いつかは子どもが欲しい気持ちもあって。もうすぐ30歳だからそろそろ考えないとかなって。それで、子どもを持つならやっぱり結婚したほうがいいんだと思うんだけど、どう思う?」

「おれも子ども欲しいとも思う。けど仕事でまだやりたいことだらけだし、まだまだお金もないから、今じゃないんじゃない。もっと貯金できたらにしよう」

そんなような話になり、一旦貯金を頑張る方向で納得。30歳の誕生日を迎えた。

が、この後、私の焦りはどんどん増していき、彼氏と衝突することに…

 

■AMH検査の結果に動揺

結婚や子どもはまだ、という話になったものの、後で後悔しないために、現実を知っておかなければ。
そう思い、年齢ごとの妊娠率など、今まで目をそらしていたことを調べはじめた。

な、なるほど…妊娠率は35歳以降下がるが、30代前半はまだ平気そうだ。
不妊治療は、体力的金銭的な負担が大きいわりに成功率は低いことも知った。

 

この頃全然関係ないところでたまたま、不妊治療に何百万もかけたけど授かれなかった夫婦に会い、その苦労話に衝撃も受けた。まじか…不妊治療って本当に大変なんだ…
”将来を真剣に考えたほうがいい、特に子どもを考えているなら”
と言われ、その通りだ、やばい、しかも経験者の言葉は重い…と、さらに焦る。

 

そして、AMHという、卵巣予備能(卵巣年齢)を調べる検査があることも知った。
なんと、残りの卵胞数に年齢は関係なく人それぞれで、加齢とともに減った卵胞数がふえることはないという。これがなければ妊娠はできない。(卵子の質も関係するが)
卵巣年齢なんてそんなの、初めて知った…
これ、色んなとこにも書かれてるけど、「なんで今まで誰も教えてくれなかったんだ…」まさに自分もそう思った。

 

(思い返せば、学生のとき、先生が「今30歳頃の卒業生女子たちは、みんな焦っている。結婚とか子どもとか仕事とかそれはもう色々」と言っていた。
当時、まだ20代前半だった自分は、”ええ?焦りって30歳にもなって何に焦るっていうの?てか人生で焦ることってあんの?”と思った。なんで先生は私たちを怖がらすようなことを言うんだ、と。
でも今は、その先輩たちの焦りがよくわかる…w

先生…その卒業生たちの焦りについて、もっと具体的に聞きたかったです…
避妊についても大事だけどもっと早くから、産める年齢等々についても教えたほうがいいのではないでしょうか…。
ライフプランなんてくそくらえと思っていたし人生は計画通りにはいかないけど、知っておいて損はないのではないでしょうか…。と思う)

 

AMH検査に保険はきかず、近い病院では2万円。お高いが、もし残りの卵胞数が少なかった場合、のんきにしていられない。
検査せず、年齢を重ねてから後悔するのは避けたい。知らずにいるのは怖いと思い、AMH検査を受けることに。
こうして不妊治療専門病院に向かう。検査は血液採取だけ。

 

後日。結果聞くだけだし~と前日はいつも通り飲み、二日酔いの寝ぼけた頭で告げられたAMH値の結果は「2.7」。

卵巣に年齢は関係なく人それぞれだが、
医師「あなたは年齢の大体の平均からすると、半分しかない数値。もし子どもが2人ほしいなら、35歳までに産んだほうがいい」
え…?半分?今までの生理不順傾向から何となく自分は生殖能力低いかもと思ってたけど、実際に現実を突きつけられると…;;

だが、まぬけなことに二日酔いのせいか頭が働かず、二万円も払ったんだからもっと色々聞けばよかったものを言葉が出なくなってしまい、もっと具体的な話や有益情報を何も聞けずに帰ってしまった。

 

帰りのホームで徐々に、これはやばいんじゃまいかという思いがふつふつとわきあがる…

35歳まであと5年…だいぶ先のような気がするけど、妊活してすぐ妊娠するわけじゃないし、そもそも彼氏とも子どもはまだってことになったし…でもこれってすぐ妊活したほうがいいんじゃ…
30代半ばで低AMHがわかり、苦労したと綴る方々の記事が頭によぎる。

 

もちろん妊娠力は年齢が関係するし、数値が0でも妊娠することはある。AMHが全てではない。
でも、多くの人より妊娠可能期間が短いかもしれないこの結果は、すぐ悲観的になりがちな私を大いに焦らせた。

 

が、結果を彼に報告すると、
「でも、今はまだ子どもはむりだよね。お金がないから」
「…けどうちら普通に働いてるし貯金も少しはあるし、もし後で後悔することになったら…」
「いやいや子どもにお金で不自由させたくないからまだ貯金が必要だよ、おれも仕事頑張り時だし」
こんな調子で、話は平行線だった。そのため、私も生理不順で飲んでたピルを飲み続けた。

※ピル服用中のAMH検査について
私が行った病院では「ピルの服用はAMH値には関係しない」と言われました。
でもネットには、ピル服用中は値が変動する、と書いている病院もある。
私は素人なので自分が行った病院の言うことを信じるしかありませんが、ピル服用中のAMHについては病院によって意見が違うのかも。

 

■生理不順だから妊娠しにくいのでは、という焦り

私が焦る理由には、生理不順体質も関係していた。
10代の頃から、月経はほぼ毎月来るものの、生理がスパッと終わらずダラダラ少量出血が止まらないことが本当に多い。へたするとほぼ1ヶ月ずっとダラダラ。毎月ぴったり来てぴったり終わるの~という友達が羨ましかった。

初めて受診した10代のとき、「無排卵月経かもね」と病院で言われた。たしかに調べると、ダラダラ出血は無排卵のことがあるらしい。え?…それって、妊娠しないってこと?
毎月無排卵なのかどうかまでは調べなかった。

ダラダラはかなりのストレスで、カウフマン療法やら漢方やら色々試した。
最終的にピルに落ち着いた。ピル服用中はダラダラ続くことはなく、快適だった。

 

こんな体質だったため、自分は妊娠しにくい体なのでは、という思いが漠然とあり、子どもを意識しだしてからの焦りに拍車をかけたのだった。