全力拒否してた大腸内視鏡&胃カメラ検査は、麻酔で記憶ナシの超ハッピー!状態にw
今回は妊娠と無関係ですが、妊娠するだいぶ前に、恐怖でずっと拒否していた大腸内視鏡と胃カメラをついに受けたら、麻酔で脳内お花畑になり最高にハッピーな気分で帰ったときのことを書いておきますw
■くり返す腹痛で大腸内視鏡&胃カメラをすすめられるも、逃亡キャンセル
なんとなくお腹が痛いとか下痢を数年間に何度もくり返した結果、病院で1回ちゃんと検査しておいたほうがいいと、大腸内視鏡&胃カメラ検査の予約を強制的に入れられてしまう。
医師は、定期的にくり返してるし、もし潰瘍性大腸炎とかだったら早く発見しないといけないから。違うとわかれば、それに合わせた薬を出すから、とにかく検査。と言う。
だが、胃と腸にカメラを入れるなんて恐ろしい。
胃カメラが苦しかった体験談も聞いてるし、絶対嫌だ。
まだ20代だし、そこまでしなくても…怖いし…
そして、そのときは検査の前日頃に案の定腹痛は治まったため、今回は見送る!もしも次また痛くなったら、そのとき考える!ということにし、検査のキャンセル連絡をした。
■また腹痛。ついに検査へ
それから数ヶ月経ち、また例の腹痛が発生。
受診すると、あなた検査受けてないね?もう検査するよ、と言われる。
……(^_^;)(^_^;)嫌だ、嫌だ…
私「でもでもでも先生、怖いんです。検査がどうしても怖いんです」
医師「麻酔使うから、検査なんか寝てるうちに終わるから」
早口でピシャリと言う医師。が、信じられない私。
そんな、寝てるうちに終わるなんて話があるわけがない。何か裏があるに違いない。絶対そうに決まってる。
でも、この腹痛の原因をいいかげん知りたいし、もしやばい病気だったらやばいんじゃ?という気持ちもある…
私はついに、検査を承諾した。
だが検査することに100%納得はしておらず、痛い腹を抱えながら若干ふてくされていた。もうどうにでもな~れクソが!と頭の片隅で思っていた。w
■2リットルの下剤との死闘
軽くふてくされながら、看護師に検査のための説明をされる。
目の前に置かれたのは、液体が入った巨大容器と、あんまり直視したくない写真の載った便の状態の説明用紙…
なんと、2リットルの下剤を飲み、腸を空っぽにするという。
…え?まじで?このでっかい液体、全部私が飲むの?一人で?誰かと分け合うんじゃなく一人で?うそだろ…
全部飲んでくださいね~と軽く言う看護師。
周りを見ると、何人もの検査前の患者が下剤を飲み続けている。まじかよ…
検査の前準備が大変とここで初めて知る。
(下剤を飲まなくても検査できる病院もあるらしい)
そして、検査費用を聞かされ驚愕する。約2万円。
そんなの、聞いてない!高すぎムリ。
こんなにかかるって聞いてないんですけど。やっぱり検査は本当に必要なのか、もう1回説明してください。と平静を装って言うと、再度先生と話すことに。
医師「あのねえ検査は寝てるうちに終わるから。万が一のために検査しといたほうがいいから」
またもピシャリと言われ、何も言えなくなる私。まだ軽く痛む腹。
もういいよ、わかったよ!ここまで来たら検査受けるよ、受ければいいんやろ!
下剤室に戻り、下剤をグビグビ飲み始める。ヤケ酒ならぬヤケ下剤。w飲めばいいんだろ、飲めば!という心境。w本当に情けない、ガキですw
下剤はスポーツドリンクに溶かしてあるため、スポドリ味。これ、スポドリ嫌いだったら辛すぎでしょ。
次第に、便意が…トイレを何回も往復する。
下剤室の全員が、せっせと下剤を飲んではせっせとトイレに行き、またせっせと下剤を…のループ。
出る物が透明になったら検査ができるという。トイレで看護師を呼び、出たものを見せなければならないという驚きの羞恥プレイ…。看護師さんってすごいな、日々こんなものを目にしてるのか…もう慣れてるんだろうか。
幸い、私は腹痛で前日からほぼ何も食べておらず、腸にほぼ何も溜まってない状態だったので、比較的すぐ透明に。
が、もういいやろと思っても、うーんあともうちょっとだね、を2回ほどくり返す。
途中、検査時間迫ってるがOKの出ない人がおり、その人は浣腸になっていた…。あらゆる羞恥プレイがそこら中で巻き起こっている。
他には、もう気持ち悪くて下剤飲めない、という人も出現。
浣腸するのと下剤飲み続けるの、どっちのがしんどいんだろ…
幸い、私は気持ち悪くなることもなく根性でスポーツドリンク下剤を飲み干し、出たものもクリア。
途中、ベッドで横になったら、横にならないで!と看護師に怒られる。
いやまて聞いてない。横になっちゃだめなんて知らない聞いてない…
完全納得しないままここまで来た件も相まって苛立ちがつのり、なみなみと入った下剤をバシャッとひっくり返してやりたい衝動に駆られる。もう、このまま全部投げ出して帰ってやろうか?と思ったが、すんでのところで大人になり、モンスター患者にならずに済んだ。wほんとに情けないしばかw
■先に検査に行った患者たちが、ゾンビみたくなって戻ってくる光景w
下剤飲み途中、不思議な、異様な光景を目にする。
それは、検査を終えた先輩患者たちが、全員、看護師に支えられながらゾンビのように、フラつきながら戻って来る光景…。
全員が虚ろなかんじで、目の焦点が定まっていない。
抜け殻のような廃人状態でなんとかベッドに誘導されると、速攻爆睡でビクともしなくなる。
で、しばらく経つとムクッと起きて帰っていく。
浣腸されていた人に至っては、ワケのわからない独り言をブツブツ言いながら、明らかにラリッた状態で戻ってきた。で、同じくベッドにたどり着くと爆睡。
しかも、検査室からはたまに妙な叫び声?みたいなものまでうっすら聞こえてくる…。
…ちょっ……何なん、これ…??
一体、彼らに何が起きてんの…?
まさか、自分もあんな状態になんの?
いやいやそんなわけないっしょ…いやでも、全員が全員…いやいやまさか…何なん?まじで…
■いよいよ検査へ…
そして、ついに検査の順番が。
ジェルのような喉の麻酔薬を喉に垂らされる。少し苦い。だんだん喉に痺れのようなものが現れる。
私はもう色々怖くなっており、看護師に
「なんか喉が痺れてきたのですが、これは大丈夫なのでしょうか…?」
と聞くと、「麻酔なんだから痺れますよ!」とピシャリ。ww
ついに、検査台へ横になり、一体何をどうされるのかと怯えがピークになり、
「すみません、本当にかなり怖いんですけど、大丈夫でしょうか…」
と青ざめながら看護師に訴えるも、「?何が?大丈夫よ」と、かっるーーく受け流される。着々と進む準備。
…もしかして、これから行われることは実はあまりに恐ろしいため、患者が逃げ出さないように嘘をついているのではないか?
最初から全部、騙されていたのではないか?
…畜生、畜生、もう何も信じない、騙しやがって…終わったら絶対に何かしらの手段で抗議してやるからな、覚えとけよ。
そんな恨み節が頭を駆け巡る。w
そして、腕に注射針を刺される。ふん、これから行われる恐ろしいことに比べたら注射などなんてことない。
「じゃ、眠くなる薬入れますからねー」
ここで、記憶は途切れる。w
目覚めたら、検査はもう終了していた。ww
眠くなる薬を注入された瞬間、ドン、ドンと強制的な強烈な眠気が2連続来てボーッとなり、一瞬で瞼が落ち意識も落ちた…。
で、自分も、先輩患者たちとまったく同じく、意識朦朧のフラつき状態でベッドへ誘導されるのだった…www
このとき、全身がフワフワした超絶ハッピー状態。
冗談じゃなくまじで、「エヘヘヘェウヘヘェッ(゚∀゚)♡」という感じで、あははふふうっあっあのねぇ~私のベッドあそこなのぉ~うふふ~と看護師に言いながら、千鳥足で歩いたことをうっすら覚えている。www
ベッドに横になり、目を閉じてウトウト。
体も心も、幸福の絶頂だった。ww
もうもう、検査が痛いどころか、拍子抜けを通り越して、恍惚。幸福。至福のとき。www
これは明らかに、何の薬か詳しくは聞いてないが、たぶん麻酔だか鎮静剤(静脈麻酔)だかの効果。
の効果。
例えるなら、酒に酔ってイイ感じになったとき以上の恍惚感。
頭から小さい星がいっぱい飛び出て、身体の周りを天使に囲まれファンファーレを吹かれているようなイメージが頭に…
脳内は完全にお花畑状態。
いつも重だるいはずの体がふわふわ軽くて、今にも宙に浮いて飛んでいきそう。ハッピー天国まで飛んでいきそう。私、今なら飛べるかも…☆
こんな心境になり、悩みや不安はすべてハッピー宇宙の彼方へ飛んで行っていた。w
検査後はフラつくかもしれないから、と言われてたのはこのことだったのか…。
フラつくどころか、気分までこんなにハッピーになるなんて、聞いてないよ先生☆☆ww
このときのことを思い出すと、今でもあのハッピーハッピーな気分が蘇り、ほっこりする。w
検査中、一瞬だけ目覚め、わずかに痛みを感じたようだったがすでに完全脳内ハッピー状態だったため「いったぁ~い☆」と無意識に叫び、また即眠りに落ちたことをぼんやり覚えている。
ああ、検査室から聞こえてきた謎の叫び声は、これのことだったのか…w
もおわたし、ずっとこのハッピー状態でいたいよぉ~☆
と思いながら天使のファンファーレを堪能していると、徐々に正気に戻っていった。
大腸胃カメラが怖い場合は、麻酔ありの病院にするべきです絶対!w
そして、検査結果はというと、異常なし。
が、後日わかった便の検査結果で、食中毒菌(カンピロバクター)が検出…。今回の腹痛下痢は食中毒が原因だったらしい…。
たぶん原因は外食…(でも自分以外誰も発症してない)それと、少し前に胃酸を抑える薬を飲んでいて、それのせいで胃酸が抑制されて食中毒菌を殺せなかったんじゃないかと思われる…なんか薬のせいで散々だな…
この年は病院行きまくったせいか、医療費控除を受けられるほどの金額の医療費払ってたため、申請したら数千円返ってきました。たったの数千円だけどw
以上、鎮静剤で史上最大クラスのハッピー気分を味わえた感想でしたw
ああ…今怖がりまくってる出産の恐怖も、このときみたいな杞憂だったらいいけど…(^_^;)